肩こりや腰痛の原因は、もしかして血管力?

中高年の方からの相談で多いのは、やはり肩こり腰痛のお悩みです。

マッサージをしてもらうんだけど、その時はすっきりするのに、また直ぐに元通り。

湿布薬や磁気治療も試したけど、中々根深いみたい、と…

そんなお悩みを持たれる方々のうち、ちょっと生活習慣病っぽいなと疑われるひとに多いのが、血管力の低下を原因とする肩こりや腰痛です。

血圧の事を伺うと、やはり少し高め。舌を拝見すると、血液ドロドロ系(漢方では瘀血[おけつ]といいます)の兆候が!さらに冷え症も…

こんな方は、丹参(たんじん)という生薬が含まれるお薬を試して頂くことがあります。

丹参には、最近の研究で、血管力に関わる多くの効果が発表されていて、例えば生活習慣病や糖尿病の改善、認知症を抑える効果、老化に影響する最終糖化物質(AGEs)の減少、心筋梗塞や脳梗塞の予防効果など、いずれも毛細血管の流れを良くする、いわば血管力を増強するということで、近年の日本人の健康に最も悪影響を及ぼす病気や未病状態に効果が示されています。

肩こりや腰痛が、実は、血管力の衰えのサインだとしたら、是非今直ぐ改善して頂きたいと思います!

東北の方は、全国平均と比べて、健康寿命が最も短く、寝たきりの方も多いと言われています。

血管力を高めるためには、食生活や運動も、非常に大事です。

違う未病の症状でご相談を受け、症状や状態を伺うと、全く別の処に原因があったことも多くあります。対処療法の西洋医学と異なるバランス医学としての漢方がお役に立つことがあります。

ちょっと気になるわと感じられたら、是非おおたファミリー薬局にご相談ください。